赤い女の子
ワタシってのはね、
髪を巻いて、
マニキュアを塗って、
頬を柔らかく染めて。
例え雨が降っても巻き上げた睫毛が雫を拾うように気合を入れるのよ。
瑞々しい果実のように唇にリップ を塗って、愛らしく、私が好きな私でいるの。
私が1番に私を可愛いと思う事が素敵なことなのよね。
まだ爪が柔らかいちぃちゃい女の子も目元の笑いシワがついた大人の女性も等しく爪の先まで輝かしいの。
彼女に名前はありません。(今のところ)
何処かの踊り子かもしれませんし、普通のお洒落が好きな女の子かもしれません。
しかし赤い女の子にとってお洒落とはある意味戦いの為の鎧の様であります。
爪の先まで磨き上げる事によって自信を持つ事が出来るのかもしれませんね。
見頃の花だけではなく、花は枯れゆく最期まで美しい様に人の人生もそうであると信じている様子です。
鏡に向かって可愛いを追求する姿はロマンチックであり、最上級に可愛いと思います。
小さな口も気に入っています。かわいい。
それともう一つ、
自分が纏う衣類というのは、誰にも制限される事なく決められる自由の一つだと私は思っています。
例えボロく見えようがそれは誰かのお気に入りかもしれないのですから、
不躾に人の身なりについて意見を口にする事はしない方が良いのだと思っています。
とは言え、冠婚葬祭など決められた場での格好については場所にそぐわない格好もあると思います。
自分の好みだけではなく、
衣服やアクセサリー、お洒落が持つ意味を理解する事を含めて大切なのかもしれませんね。
上記のイラストはPIXIVに載せています。
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おまけ
(今回の名刺の裏面にうさぎにも載せて更に可愛くなりました!)
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